【タイの田舎のチワワ侍】2.タイの猫侍、火星からやって来たチワワの宮本武蔵先生

4月 14, 2019

今日のストーリー
workerin / Pixabay
強盗の二人が逃げるのを私は見ていた。
姿が見えなくなると、私はチワワを見た。
チワワも私を見た。目が合った。
すると。

”おまえだめだにゃ。逃げようとしただろ。
だめだ、それでも日本人か、侍か。”

チワワの声がした。実際、話しているのではない。
これはテレパシーだ。

”なんで、タイのこんな田舎にチワワがいるんだ”
”馬鹿もん、わしはこれでも、火星からやっていたんだにゃ。”
”火星って。何、馬鹿みたい。”
”馬鹿とはなんじゃ、わしは火星からやってきたけど、昔は有名な侍だったんだにゃ。”
”はあ、火星人で、昔は侍って、なんだこれ。なんで、ぼくはこんなとこでチワワと話してるんだ。”
”宮本武蔵ってしってるかにゃ。”
”はあ、なんで宮本武蔵が火星人で、チワワなんだ。”
絶対、おかしいぞ、僕は大丈夫か。
”話せば長いはなしですにゃ。”
”いやいや、時間はあるから話してよ。”
”お前の家に連れてゆけ。”
”家に来る。チワワが。”
”チワワ、チワワというな。”
”だってチワワだからしょうがないよ。”
”これからは、お師匠様とよぶんだにゃ。”
”はあ。わけわかんないな。”
”いいから、おまえに侍の志をおしえてやるにゃ。”
”その、にゃっていうの、猫でしょ。”
”バカモン。私が宮本武蔵だったころからのくちぐせだにゃ。”
”はあ”
”いいから、家につれてお前の家に住まわせろ。”
そんなわけで、火星からやって来たチワワの宮本武蔵先生は
私の家に住むことになった。

 

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