【タイの田舎のチワワ侍】6.トムヤン星人との戦い

今日のストーリー
workerin / Pixabay
ある日のこと。
チワワの武蔵先生と黒猫の小次郎先生がいつものように
お昼の味噌汁ぶっかけ飯を夢中で食べていると、
突然空から隕石らしきものが落ちてきて、養殖池に落ちました。
養殖池は隕石の高熱によって、沸騰し、育てていたプラニンが
みんな死んで浮かんでしまいました。

しばらくすると、養殖池から怪しい生物が姿をみせました。
その姿はエビのような上半身に人のような下半身。
でも、下半身はなにやら宇宙服のようなものを着ていました。

”あ、あれはおしかしたら、バルタン星人だ。”
私は思わず叫びました。ただ、バルタン星人にしては、身長が
小さいのです。チワワの武蔵先生と同じぐらいの大きさです。

”あれ、エイリアンかしら。”とんちゃんも不思議な生物を指さしました。

”あれは、まさか、トムヤン星人じゃないですかにゃ。”
”そうですわん、あれは邪悪なトムヤン星人でごござる。”

2匹の先生は食べるのをやめて、じっとその生物を見つめました。

”おまえ、わたしたちを自由にうごけるようにするんだにゃ。”
”戦いのときでござる。あちつは危険なエイリアンでござる。”

2匹の先生は私に真剣な顔でいいました。

”わかった、でも、どうやって戦うんですか、先生がた。”

”ばかもん、わしには二刀流があるですにゃ。”
”さよう、拙者には必殺つばめがえしがあるでござるよ。”

その不思議な生物は貯水池から私達の家に向かって歩いてきていた。

ちわわの武蔵先生が2本足で立ち上がった。

”わんみょうほうれんげきゅう”となにやらマントラを唱え始めると、
驚いたことに、両前足には2つのスターウォーズのような光り輝く
剣が現れた。

黒猫の武蔵先生も2本足で立ち上がると、”わんみょうほうれんげきょう”
のマントラを唱えはじめた。すると、金色に光り輝く長い長剣が現れた。

2匹は迫ってくるトムヤン星人に向かって走っていった。

すると、トムヤン星人は2つのハサミの間から、怪しい色の液体を噴出した。

勝負は一瞬で決まった。

トムヤン星人の頭は、小次郎先生の燕返しで、空中に高く飛んでいき、
トムヤン星人の胴体は、武蔵先生の剣によって真っ二つに引き裂かれた。

”おさわがせしたにゃ、わしの実力派はこんなもんだにゃ。”
”これが必殺の燕返しでござる。驚いたでござろう。”
2匹はドヤ顔で言った。

”ところで、なんでトムヤン星人なんて名前なんですか。”

”それは、トムヤンクンだったらいいにくいんですにゃ。”
”そうだわん、そうだわん”
2匹きはお大笑いして、また、味噌汁ぶっかけ飯を食べ続けた。

 

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